FUTURE
未来をつくる仕事

学生の皆さんにとって、大学は自ら学び、成長するところであり、働く場所としてイメージすることは難しいかもしれません。
では少し視点を変えてみてください。大学や学校で働くということ、教育を仕事にするということは、今皆さんがいる場を提供する側に立つということです。
それがどんな可能性に満ちたことであるか、少しだけご紹介します。

教育のあり方が問われている

私たちは今、人類が未だ経験したことのない激動の時代を生きています。
急速に進むグローバル化、技術革新の波は知識の国境をなくし、瞬時にして旧来のパラダイムの転換を促します。
多様化した世界はいっそう複雑な問いを容赦なく私たちに投げかけます。
そんな時代において「答え」とは“用意されているもの”ではなく“創りだしていくもの”。
そのために一人ひとりに必要な力とは何か。一体どうやってそれを身につけていくのか。
大学や学校のあり方、教育がかつてないほどに問われています。

大学・学校で働く者の責任

教育は常に時代や社会背景と共に語られてきました。
それは教育が人をつくり、人が社会をつくり、その営みが未来につながるからに他ならないからです。
より良い未来とはどんなものなのか。
それを実現するための「学び」や「成長の場」はどうあるべきなのか。
大学や学校で働く者はその答えを常に考え続け、自らの仕事と結び付けて、
形にしていく重要な責任を担っています。

未来にアクセスできる場

例えば大学は、チャレンジングなテーマの数々と向き合っています。

解決が急務な人類的課題、グローバル化、多様化する学びや支援のニーズ、
社会からの様々な要請、ICTの進化による学びのスタイルやコミュニケーションの変容、18歳人口の減少。
その一方で大学には無限の可能性が溢れています。
未来の主人公である学生・生徒・児童や教員・研究者、研究資源といった知の源泉、年齢や国境、分野などあらゆるボーダーを越えて広がる知と人のネットワーク。
キャンパスは未来をつくる原動力の集合体であり、
未来へアクセスする多彩なチャネルの集合体なのです。

職員の役割

私たち職員は、そんな可能性に満ちた場で働いています。
そしてその場をプロデュースしていく役割を担っています。
激動の時代、大学は、学校は、教育は、変わらなければなりません。
職員一人ひとりが目の前の学生・生徒・児童の姿に、教員や研究者の志に、社会の声に真摯に向き合い、理想を掲げて研鑽し、勇気とチャレンジ精神をもって最善を尽くす。
その積み重ねが、よりよい未来へとつながるはずです。