VOICE
インタビュー




久米 達也
TATSUYA KUME
立命館大学 管財課 課長補佐
2009年入職/既卒採用

Profile

前職では不動産活用を提案する営業担当。2009年に入職後、財務部財務経理課で学費・資金管理・予算管理などを担当。
2014年に部内異動で財務部管財課に配属、不動産管理・契約や機器備品管理、調査・統計などを担当。
仕事内容を具体的に教えてください。
教育・研究・学生生活の質の向上を縁の下で支える

管財課は、キャンパスの工事案件などを担当する建設グループが13名と資産管理業務を担当する管財グループの3名で成り立っています。私が属する管財グループは、学内の施設、各課で購入した機器備品や不動産の売買・有効活用等、学園全体の固定資産を管理しています。
例えば校舎を新築する場合には火災保険の加入、建物登記、文部科学省への届出、税務署への申請、建物名称・部屋名称のシステム登録、建物・機器備品の資産登録、工事金額の確定と勘定科目の確定、決算報告書のデータ作成など、必要な作業は多岐に渡ります。直接的な関わりはなくとも学生の皆さんが安心、安全で快適なキャンパスライフを過ごせるよう大学運営の見えない部分の役割を担っているのが私の仕事です。

印象に残っているエピソードや、仕事のやりがいは?
大変な業務も平然と期日に終わらせる
印象に残っているのは、2014年度の決算業務です。
その年度は大阪いばらきキャンパス開設に向けた工事、附属校の旧校地校舎の売却と長岡京への移転、その他竣工した校舎が3棟など、決算業務に影響する
案件が多い年でした。財務経理課から異動してきた年度で全てが初めての業務でしたが、
自分なりに過去の資料を見ながら期日に間に合うように作業スケジュールを
組み立てました。
後は組み立てたスケジュールの実施に追われる毎日。しかし、目の前の
業務をただこなすだけではモチベーションを保ちにくいので、決算業務全体を理解するように努め、上司や同僚に助けてもらいながら作業を進めました。
決算は毎年すんなりと終わって当然のものです。どの仕事も裏では大変な作業を経て
いるものですが、個々の業務に正確さを求められる状況下で、期日には平然とミッションを
終わらせることが自分の中でのやりがいにも繋がっています。

仕事をするうえで大切にしていることは?
信頼関係の構築が仕事をより良く進めるポイント

「できて当たり前の事を当然にこなす事」を心掛けています。例えば、新たに頼まれた仕事の作業量が少なくても、通常業務があるなかで期日に間に合うように当然にこなすことは意外と大変なことです。それでも素早く丁寧に対応することで信頼関係が生まれます。これを繰り返し行うことで信頼関係の土台ができ、新しい業務の提案を採用してもらえたり、責任がある業務を任せてもらえたりします。これは上司部下の関係だけではなく、 同僚や他部署の職員、企業との関係でも同様です。仕事は人と人との繋がりで進めていくものなので、信頼関係の構築は大切にしています。

自分に足りない目線は意見を求め、客観的に物事を見る
また、仕事をするためには物事を多角度から検証し本質を見抜く洞察力と、それを人に説明し納得してもらう説得力が必要だと考えています。自分の主観だけに凝り固まらず、上述の通り信頼関係で成り立つ自身の人脈を活かし、時には外部の方に意見を求めながら専門的かつ客観的な目線と柔軟な考えをもって業務に当たるよう心がけています。それがチームで仕事を行う大学職員の醍醐味だと考えています。

大学職員を目指す学生の皆さんへ

大学は、様々なステークホルダーと密接に関わっています。学生視点はもちろんのこと、保護者、受験生、卒業生、近隣住民、地域社会、企業、日本、アジア、世界・・・
それぞれの視点ごとに大学に求めるものは異なります。その分、業務内容も多様性に満ち、みなさんが活躍できるフィールドはたくさんあると思います。これから就職活動で壁に当たることがたくさんあるでしょう。もちろん就職してからも毎日のように壁は現れます。

しかし、そこであきらめないでください。1つ1つ乗り越えた壁は、自分を守る盾となり確実に成長できます。一緒に立命館大学で働ける日を楽しみにしています。


取材日 2017年1月17日
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

向上心をもって自ら勉強ができ、自分なりに答えを導きだして
責任をもって仕事から逃げずに取り組める人。


久米さんの1日