VOICE
インタビュー




岡田 航洋
KOYO OKADA
立命館大学 教務課
2013年入職/新卒採用

Profile

2013年より教学部教育開発支援課で授業支援型システムの運用や教学に係る予算管理などを担当。
2014年より組織再編に伴い教務課に異動し、試験・成績や証明書業務、出席管理システムの運用などを担当。
現在は教務に係る事務を集中化するための新たな部署の設置へ向けた業務も担う。
大学職員を志望した理由を教えてください。
きっかけは研究室時代の経験

私は立命館大学の理工学部出身で、研究室に所属している際には教授や先輩方の研究論文に 数多く触れてきました。
その中には“活用すれば社会的な価値があるのでは?”と感じるものもあり、 その“研究の成果を企業に売る仕事”=大学職員の研究部での仕事があることを知り 興味を持ったのが大学職員を志望したきっかけです。その一方で様々な業種について知ってみたいという思いもあり、住宅関係や銀行など 他の業種も実際に採用試験を受け進めて検討しました。
しかし、かねてより感じていた 「社会貢献をしたい」という自身の想いに後押しされ、初等から高等教育までを広く支え、多くの人に可能性を与えることができる本学への入職を決意しました。
入職してみると予想を はるかに超えた種々の部署や業務があり、好奇心旺盛な自分にとっては 常に新しいことを吸収することができる打って付けの職場だと感じています。 職員を目指すきっかけとなった部署には配属されていませんが、4年目を目前にこれまで以上に 調整力・提案力が必要となる業務が増え、自分自身の成長を実感することができています。

仕事内容とそのやりがいは?
新部署設置に向けて奮闘する毎日

教務課は、各学部や研究科など学生の窓口となる部署の教務業務を全学的な 視野で調整する役割を担っており、各部署で正確に、かつ効率的に業務を 遂行するための舵取りが求められます。その業務内容は、学籍管理や開講~成績処理までの教務業務の取りまとめをはじめ、事務システムの運用や授業・学修支援を主とした業務など様々です。システム運用と言うと、専門的かつ集中的な訓練が必須のものと理解されがちですが、私の部署の場合は、先輩からの指導・助言を含め、関連する業務を通じて学習しました。
2017年度に向けては、今まで各学部・研究科事務室で個々に対応してきた窓口業務を集中して担い、より学生や教員にとっての利便性を高め、効率的に運用できるよう新たな部署の設置を構想しており、私もその準備に携わっています。
大きな変革に伴い様々な意見が出るのは当然のことで、正直一筋縄ではいかないことも 多くあります。しかし新部署設置に向けては、今まで自分が心がけてきた「業務を正確に遂行する」ことだけではなく、これまでの経験を活かして自ら新たな提案をする必要性とそのやりがいを感じています。
新たな部署が、学生の皆さんや教員・職員すべての人にとって価値あるものとなるよう、尽力する日々です。


仕事をするうえで大切にしていることは?
取り巻く環境をいかに感じ取るか

私は本学に入職以来、「受信力と発信力」を意識して働いてきました。
自ら発信していく力が大切であることは、高校や大学でも教わってきましたが、
どんな状況においても「受信力」=「取り巻く環境を感じ取る力」を
持っていなければ意味のある発信ができません。現在所属している教務課は、
教員や学生等のニーズを把握することが大切な部署です。しかし教務課は
窓口部署ではないため、教員や学生の声は窓口のある各学部の事務室等から
情報を得る必要があります。より多くの情報を収集するためにも、
小さなことではありますが、誰もが相談を持ちかけやすいよう話しやすい
雰囲気・状況を作るなど日々努めています。また、私自身は立命館大学を
これまで以上に学生の皆さんが様々なことにチャレンジでき、
ステップアップできる環境にしていきたいと考えています。学生の皆さんと
直に接することはあまりありませんが、かかわる業務すべてが結果として
学生の皆さんの充実した学生生活の実現につながることを目指しています。

大学職員を目指す学生の皆さんへ

就職活動では、様々な仕事をしている自分をイメージする機会が多いと思います。
多様な就職先がある中で大学職員を目指す人は、ぜひ自分が学生のためにどのような学習環境を創りたいのか、日本の教育には今何が足りないのかを自分なりに考えてみてください。
大学職員の仕事は多岐にわたり、なかには教学に直接関与しない部署も存在しています。
しかし、“教育業界で働きたい”という強い想いや“自分が目指したい教育のかたち”があれば、様々な角度から「教育」に向き合うことができる大学職員はとても挑戦しがいのある仕事であると思います。
頑張ってください!


取材日 2017年1月17日
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

アイデアマンと一緒に働きたいです。

大学職員には様々な業務がありますが、既に確立されている 業務も多く、その業務に対する固定概念ができてしまうと新たな発想への転換が難しくなってしまいます。私自身も固定概念を持たないように意識しているつもりですが、気が付けば固い考え方になってしまっているような気がします。固定概念に陥りがちなこの職場で、豊かな発想ができる人と一緒に仕事をすることができれば、自分自身の頭も活性化させることができると思います。一緒に働く人が10個のアイデアを出していれば、自分も負けないようにアイデアを振り絞ろうと頑張れます。できる・できないに関係なく、様々な観点から物事を考えることができる“アイデアマン”とぜひ一緒に働きたいです!
・・・と言っているだけでなく、私自身もアイデアマンを目指します!

岡田さんの1日