VOICE
インタビュー

山口 昌吾
SHOGO YAMAGUCHI
立命館アジア太平洋大学 スチューデント・オフィス
2013年入職/新卒採用

何もかもが違う世界。APUが視野を広げてくれた。

Profile

2013年4月から現職。
活動支援チームの一員として、学生活動のサポートや、学生を対象としたイベントの企画・運営を担当する。
「大学職員」を選んだ決め手は何ですか?
ともに考え、支えることのできる存在に。

立命館大学に在学中は応援団吹奏楽部に所属し、楽器はサックスを、
役職は主にドラムメジャー(マーチングの指揮)を担当していました。
他にも社会福祉士課程を履修し資格を取得するなど、キャンパスで活発に活動していたため、
職員の方に励ましの言葉をいただいたり、指導をしていただく機会が多くありました。
親身になってともに考え、支えてくださる皆さんの熱意に感銘を受けたと同時に、
自分もそういった存在になりたいと思い、志願しました。

英語が苦手で、プライベートでは海外へ行ったこともなかった私が、
まさかAPU配属になるとは思ってもいませんでした。これまでと何もかもが違う世界。
自分がここにいる意義を自分なりに見つけようと必死で駆け抜けた3年間でした。

仕事内容について教えてください
インスパイアの連鎖をつくりたい。

一言で言えば「正課外活動のサポート」ですが、実に多彩です。
天空祭(学園祭)実施の支援、イベントを企画・実施したい学生のサポート、
APUの多文化環境を活かしたイベント(新入生同士の多文化交流キャンプなど)の
企画・運営、国際学生を対象としたホームステイプログラムのコーディネート、
クラブ・サークルに対する支援、立命館小学校との交流プログラムのコーディネート等々。

今までで一番嬉しかったエピソードの一つを紹介したいと思います。
私が入職した当初、多文化交流キャンプの実行委員の一人だったスリランカ出身の学生が、
その経験や、APUの多様な学びの環境を存分に活かし、みるみる成長していきました。
一年前に私から彼女へ入学式での在校生代表挨拶をお願いしたところ、
「チャンスの神様は前髪しかない」とユーモア溢れる日本語のスピーチで、新入生を大いに勇気づけてくれました。
その後、更に自信をつけた彼女は、APUで最も名誉ある賞を自分の手で勝ち取り、
今春の卒業式にて卒業生代表挨拶をする予定です。
その知らせを聞いた時は、「本当にチャンスを自ら掴んだんだ」と感極まりました。
そういった先輩の姿を見て「自分たちも頑張るぞ」と後輩たちも奮起します。
私が担当している仕事は、すべてが学生たちの成長に結びついていると日々実感しています。

ズバリ!APUの魅力は?
学生の「やりたい!」にどう向き合えるか。

手を伸ばせばそこに“世界”があること。
キャンパスにいる学生の半数は世界83カ国・地域から集まる約2,800名の国際学生。
歩くだけで自分と違う価値観と触れ合うことができます。
そんな環境ではもちろん衝突も日常茶飯事です。
ですが、それを乗り越えながらお互いを認め合える関係を築けたとすれば、
それはかけがえのない財産だと思います。
私のいるチームでは、学生たちの「やりたい!」を直に聞くことができます。
そしてその数が非常に多彩なのもAPUらしさです。
APUが目指す人材育成像を実現する為に、
彼らの「やりたい!」をどのように「学びや成長」に結びつけることができるのか。
その仕組みを提案し実施・改善していくことが、今の私の役割です。

今後の目標を教えてください
APUの魅力を学園全体に還元したい。

現在、LGBT(性的マイノリティ)学生支援について考える職員によるワーキンググループで活動をしています。
APUの多様性といえば「多国籍・多文化」にいう印象が非常に強いですが、「多様性」の捉え方も時勢に伴い日々変わってきています。
様々な思想的・宗教的背景をもつ学生が集うAPUで、LGBT学生にとって過ごしやすい環境がどういったものなのか。
こういったテーマに若手職員がトライできるということもAPUの魅力の一つです。
知識・経験はまだまだ未熟ですが、より広い視野をもち続けるよう常に意識し、
今後も一つひとつの仕事に真摯に向き合っていきたいです。
近い将来、APUを語れるような存在になり、そしてAPUの魅力を学園全体に還元していけるような人材に成長したいです。

取材日 2016年1月15日
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

積極的で、柔軟性がある方。
学生の成長ももちろんですが、向上心を持って自分の成長のことも考えられる方。

リフレッシュ方法
海外旅行。海外出張をきっかけに興味を持ち、今では休みの度に行くようになりました。