VOICE
インタビュー



山口 慶人
KEITO YAMAGUCHII
立命館大学 大学院課
2014年入職/新卒採用

Profile

BKC教学課(学びステーション)を経て、2018年1月より現職。BKC教学課では、学生対応全般、試験/成績、出席管理業務、コモンズの設置などを担当。現在は、卓越大学院プログラムに関する業務 (採択に向けての申請準備、開講、学生募集、広報、企業連携、など)を中心としながら、TA(Teaching Assistant)や教学RA(リサーチ・アシスタント)についても担当している。

大学職員を志望した理由を教えてください。
自分が活躍できるステージはどこか? 現役職員の生の声を聞いて入職を決意

「大学職員」という職業は、大学時代に就職活動を始めた頃に知りました。当時、就職先を選ぶうえで重視していたことは「様々な場所(職務)を経験できること」「年齢に縛られず活躍できるフィールドがあること」「幅広い人との繋がりを得ることができること」です。実際に働いている人の生の声を重視していたため、OB訪問で色々な方の話を聞きました。業界としては、銀行や広告系も選考を進めていましたが、立命館大学の職員であればこれらを実現できると考え志望しました。また、私は2004年に立命館宇治中学校に入学し、立命館宇治高等学校、立命館大学と進学・卒業しました。在学中に一貫して続けたアメリカンフットボールをはじめ、これまで立命館で様々な経験をし、成長してきたことから、母校への想いも強く本学園への入職を決意しました。

現在の仕事内容とそのやりがいは?
新たな人材育成プログラムの立ち上げに奮闘

現在所属している大学院課は、大学院の入試から就職サポート、奨学金制度まで全ての大学院生に関する包括的な支援を行っています。私はその中で、文部科学省が公募する事業「卓越大学院プログラム」に関わる業務 (採択に向けての申請準備、開講、学生募集、広報、企業連携、など)を行っています。卓越大学院プログラムとは、あらゆるセクターを牽引する卓越した博士人材の養成を目的とした大学院教育プログラムです。昨今の日本の大学院が抱える課題として、博士号取得者の就職難、大学院への進学率の低下が挙げられます。多くの企業が学士取得見込みの学生を採用し自社で育てる風潮が強い中で、立命館では、真に「たしかな専門力と柔軟性を兼ね備えた、社会に必要とされる大学院生の輩出」を目指し、「超創人材育成プログラム(※)」を立ち上げました。大学院生・院進学を目指して学ぶ方々にとってはもちろんのこと、企業、社会にとっても「学生と共創の場を得ること」や「即戦力の育成と獲得」などの面において意義のある本取組みは、必ずや日本における大学院教育や企業人材のキャリア育成に大きなパラダイムシフトを起こすことができると確信し、日々奮闘しています。
※「超創人材育成プログラム」https://www.ritsumei.ac.jp/gr/aldp/


仕事をするうえで大切にしていることは?
柔軟な対応力とチャレンジ精神

大学職員の業務は、学生、教員、校友(卒業生)、父母、地域の方々など、様々なステークホルダーとの関わりが欠かせません。ゆえに、部署の異動によって、まさに「転職」したように業務が変わることもあります。私自身、大学院課に配属される前は主に学生とのやりとりが主となる部署に所属していました。現在取り組んでいる「卓越大学院プログラム」の業務は0から1を作り出すプロジェクトで前部署の業務とは大きく異なりますが、学生の声を第一線で聞いてきた経験が大変活かされていると実感しています。一つひとつの経験を糧にしながら、どんな部署・職務にも適応できる柔軟性、そしてどのような環境でも挑戦するチャレンジ精神を常に持つことを心がけています。

大学職員を目指す皆さんへ

立命館の「大学職員」は、「事務職員」ではありません。学生のため、社会のため、向上心を高く持ち、何事にも前向きにチャレンジする集団です。一緒にこれからの日本を、世界を、未来を先導する学生を育て輩出し、社会を変える原動力になることができるよう、共に頑張りましょう。


取材日 2019年1月
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

チャレンジ精神が旺盛な人。何事も前向きに捉えることができる人。


山口さんの1日