VOICE
インタビュー

豊島 拓
TAKU TOYOSHIMA
立命館大学 OIC学生オフィス
2010年入職/ 新卒採用

自分を、立命館を超えていきたい。

Profile

学生オフィス衣笠を経て2015年4月より現職。各種奨学金助成金、課外自主活動支援など、学生サポート業務全般を担う。
OICでは地域社会と学生との連携促進、課外自主活動を通じた学生の成長機会の創出などキャンパスの特徴を活かしたとりくみを推進している。
学生支援において大切なものは?
広い視野で、多面的に捉える。

広い視野を持ち、常に小さな変化や出来事にも自らの意識を向けられるように心がけています。
今はクラブ・サークル活動をはじめとする課外自主活動支援に従事していますが、以前は奨学金の担当をしていました。入職以来、多様な学生支援に携わることで感じていることは、まさしく「十人十色」の言葉そのもの。学生一人ひとりが自分なりの目標を掲げ、さまざまバックボーンを持って学生生活を過ごしている、その意味を大切にしたいと考えています。
学生が持つ可能性の芽を摘まないように、新たな可能性が生まれる環境とはなにか。自問自答の日々。そんな経験を通じて言えるのは、たった一人の学生の声であってもまずは耳を傾けること。小を為して大を成す。
そのために私自身、必要な知識を身につけ、世の事象や学生実態を多面的に捉えるように心がけています。

仕事のやりがいは何ですか?
次につながる瞬間を共に味わうことができる。

学生生活を「キャンパス内」で完結させることも可能です。
けれど、自分一人でできないこと、思いつかなかったようなことが実現できるのが大学の魅力。立命館には、そのきっかけになる人・モノ・環境あらゆるものが揃っています。たとえ今はなかったとしても、つくりだす力がある場所。これらを思う存分活用してほしいですね。学生が目の前にある壁を壊して成長する過程を直接見ることができるのは何よりのやりがい。私が立命館の職員になる道を選んだきっかけも、ここでの学生生活を通じて、あらゆる面でチャレンジを応援してもらった経験と、どんなことがあってもここなら途中で諦めることなく、自分の軸を大切にできるという信頼があったから。立命館でしか養えない人間力があると思います。そして、その立命館の可能性を広げていくことが自分たちの仕事だと思っています。

学生とコミュニケーションをとる上で心がけていることを教えてください
主役は学生。

「学生と職員」という立場による壁を敢えてつくらないようにしています。大学は、学生が学ぶというだけではなく、職員にとっての学びの場でもある。だからこそ関わり方を大切にしています。お互いが一方的になるのではなく、マラソンでいう伴走のイメージ。伴走なので、追い越すことはせず常に主役は学生です。
単に平坦で、一直線なだけの道は存在しない。あらゆることが予測のできない現代だからこそ、多くの困難や課題と真摯に向き合う強い姿勢を学生とともに育んでいきたいと考えています。その過程で、お互いを認め合い、喜怒哀楽をともにするという経験の一つひとつが人格を陶冶することに他なりません。
いろいろな経験を積んで、どれだけのノウハウを身につけることができたとしても、忘れずに持っておきたい姿勢の一つですね。

今後の目標は何ですか?
目の前で起こることから、立命館を俯瞰する

学生オフィスの業務は、学園の様々な業務のなかでもとりわけ「現場」という言葉のイメージに近い。
だからこそ、目の前で起きていることを俯瞰して捉え、立命館全体としてどうあるべきかと常に考えるようにしています。そこから立命館が日本の高等教育業界で、アジアで、世界で果たすべき役割は何か。それが学生にとってどうプラスになるのか、と発想をひろげていきます。学生時代の職員イメージは「事務」。こんなことを考えるようになるなんて信じられません。今はスキルよりも思考が大事だと思っています。“立命館を動かす”仕事をするために、こだわりや枠を捨てて、今の自分と立命館を超えていきたいです。

取材日 2016年1月8日
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

向上心があって、一緒に切磋琢磨できる人


豊島さんの1日