VOICE
インタビュー



F.S
立命館大学 入学センター 入学課
2016年入職/新卒採用

Profile

大学を卒業後、学校法人立命館に入職。研究推進業務を行う研究部に配属され、BKCリサーチオフィスで理工系分野の産学連携業務等を担当し、その後研究企画課に移り学内の研究推進制度の企画・運営や研究広報を担当。2021年に入学センターへ異動し、入試の企画、広報、執行業務を担当。

大学職員を志望した理由を教えてください。
学生が自分の世界を広げ、
やりたいことを見つけられるために働きたい

私の故郷は、電車は2時間に1本、家から通える大学がありませんでした。そんなのどかな故郷を出て、近畿の大学に入学した自身の学生時代は、自分の人生や価値観を大きく変える衝撃の連続でした。まっさらの状態で大学に入学し、授業、課外活動、アルバイト、全てを自分で選択できる環境に初めて身を置かれる中で、自分自身で気づいていなかった興味関心、考え方や物事の捉え方を深く見つめ直した4年間でした。そんな学生時代を過ごす中で、単に就職するための肩書きや資格を身につける場所ではない「大学」と言う場所の魅力を感じ、自分自身がそうであったように、学生が自分の世界を広げ、やりたいことを見つけられるために働きたいと思うようになりました。

現在の仕事内容とそのやりがいは?
受験生のニーズに寄り添った情報を発信。
「伝わった」と感じる瞬間がやりがいに。

私が所属している入学センターは、入試の企画、広報から試験の執行まで、入試に関するあらゆる業務を担う部署です。その中で現在は広報の仕事を主に担当しています。立命館大学は学生の多様性を大切にしているため、全国各地、様々な環境で学んでいる高校生に興味を持ってもらい、立命館大学に入学したい、受験勉強を頑張ろう、と思ってもらえるための入試広報を行います。

入試広報業務では、ホームページやSNS、広告だけでなく、オープンキャンパスや全国各地での入試説明イベントなど、直接高校生や高校の先生、塾予備校の先生に伝える取組みも重視しています。たくさんの高校生と関わりますが、地域、学年、時期が変われば、伝えるべきこと、相手が知りたいことも変わります。常にその時の対象を意識したタイミング、コンテンツ、ツールを皆で議論しながら、広報計画を練って実行し、またその結果をホームページへのアクセス数、イベント参加者数、入試志願者数など明確に数字で確認し、次のアクションにつなげていきます。正解がない中で試行錯誤しながら、「伝わった」という結果を感じられたときにはとてもやりがいを感じます。


これまでの仕事で印象に残っているエピソードは?
志願者数を集めるだけではないこの仕事の大切さ。
入学後の4年間を充実させるために。

入学センターでの業務を通してたくさんの受験生の相談を受ける中で、何を基準に大学や学部を選んだらいいかわからなかったり、就職に有利不利などの曖昧なイメージで志望学部を悩んでいたり、不安から志望校を下げようとしたり、といった高校生に出会うことも少なくありません。そのため私たちは「一生の母校」を決めることになる受験と向き合う高校生が、後悔なく最後まで頑張りきるための正しい大学選びや入試の知識を伝え、勉強への向き合い方について話します。不安を解消できた受験生に「自分の行きたいところに向けて頑張ろうと思いました!」と言ってもらえた時には、こちらも単に志願者数を集めるだけでないこの仕事の大切さを実感しました。

これまでの職務経験を通じて感じる立命館の特長について教えてください。

私はこれまでに大学の研究活動を推進する部門と、入試の企画・広報・執行を行う部門での仕事を経験しました。同じ大学の中でも部署が変われば、転職したのと同じくらい、関わる相手や、必要な知識・スキルが大きく変わります。それだけ大学の中には多様な業務分野がありますが、経験値は関係なく、チャレンジする気持ちがあれば、誰でも企画し実行できるチャンスが与えられています。立命館大学は、職員が単に教員や学生がやりたいことを支援するだけではなく、職員ひとりひとりが新しいことに挑戦し、そのために磨いた専門知識やスキルを強みにして、主体的に大学を改革していくための挑戦ができるところです。

大学職員を目指す学生の皆さんへ

未来を変える・よくする研究や教育に本気で取り組む大学の仕事は、とても誇らしくやりがいのあるものです。これから大学職員を目指す方たちは、「なぜ大学が好きなのか」「職員として何をしたいのか」ということを、ご自身の未来を前向きにイメージしながら考えてみてください。


取材日 2022年11月
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

何事にもビジョンをもって、周りを巻き込みながら突き進んでいける人


Fさんの1日