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インタビュー



M.H
立命館大学 情報基盤課
2020年入職/既卒採用

Profile

前職ではIT商社でシステム開発に従事。2020年に入職後、情報基盤課で学園を支える情報基盤サービスのうち、コミュニケーションや認証に関わるシステムの整備・運用を担当。

大学職員を志望した理由を教えてください。
大学はたくさんの人との出会いや
新たな世界を発見できる特別な場所

転職先を選択するにあたり「ICT以外の知識の習得や業務の経験ができること」「同じ職場内の人に役立つシステム開発に携われること」を重視していました。製造業の社内SEを考えていましたが、ICTを活用した教育改革や学園組織の働き方改革など、大学が情報システム部門に求める知見や力量は今後拡がっていくと知り、前職での経験を活かすことができると考え、大学職員として働くことに興味を持ちました。

大学はたくさんの人との出会いや新たな世界を発見できる特別な場所であること、また常に新しいことにチャレンジし続けている立命館大学でこれからの未来を担う学生の成長を支援する仕事ができることに魅力を感じ、志望しました。

現在の仕事内容とそのやりがいは?
安心・安全に情報環境を利用できるよう
裏側から大学を支える

情報基盤課は、教育研究活動や大学の管理運営のための情報環境を提供することが主な業務です。学園を支える情報基盤サービスのうち、私はコミュニケーションや認証に関わるシステムの整備・運用を担当しています。オンラインコミュニケーションツール、メール、ID、認証等をはじめとする情報システムに加え、60を超える情報システム・300台を超えるサーバが稼働するサーバ基盤の安定稼働に日々奮闘しています。

職員が技術的な作業を行うことは多くないですが、仕様の策定や業者と設計を詰めていく中で知識なくしては望むものは得られませんので、要件を満たす最適なシステムを構築するための知見や力量が求められます。変化に柔軟に対応するための最新技術への追従も必要です。さらに、円滑に業務を進めるにあたっては、技術と同じくらい関係者との調整力も求められます。このような環境下で、学生・教員・職員の皆さんが安心・安全に情報環境を利用できるよう裏側から大学を支える業務を担っています。


これまでの仕事で印象に残っているエピソードは?
異例づくめの事態に対峙したコロナ禍対応。
課題解決に貢献できたことで感じられた
やりがいと成長。

私が入職したのは2020年1月で、まもなくコロナ禍が世界中を襲い、キャンパス入構制限、Web授業開始、教職員の在宅勤務など本学でも異例ずくめの出来事が次々と起こった時期でした。今ではすっかり定着しましたが、当時はWeb授業やWeb会議の環境が整っていなかったため、可及的速やかな導入が求められました。部課横断型のタスクフォースが立ち上がり、私もメンバーとして参画することになりました。

関係者との密な情報連携を重ね、参画するメンバーの方と共に迅速に行動した結果、在宅勤務の職員向けに1か月でオンラインコミュニケーションツールをリリースし、教員がWeb授業するためのWeb会議ツールを2か月で導入して秋学期からWeb授業を開始することができました。従来の運用や大学での業務の進め方を十分に理解できていないところからのスタートでしたが、入職してすぐに学園が抱える大きな困難の解決に貢献できたことは自分にとってやりがいと成長を感じられた機会でした。

これまでの職務経験を通じて感じる立命館の特長について教えてください。

物事を客観的に捉えられ、徹底的に考え抜く人が多いと感じています。大学運営の方針を決める機関会議から課内の業務会議までどの会議体においてもあらゆる角度から意見交換が活発になされるため、起案に至る背景やプロセスにおける入念な情報収集と論理的な提案が求められます。考え抜く力を持つ人が豊富だからこそ、立命館はこれまで改革し続け困難に立ち向かうことができたのだと感じています。

大学職員を目指す学生の皆さんへ

大学職員は、学生・教員・職員・卒業生・保護者をはじめとする多くのステークホルダーとの関わりを持つ仕事です。配属される部署により取り組む業務内容が全く異なるため、幅広い業務を経験します。多様な関係者と協働でき、新しいことにチャレンジし続け、そして、学生の成長に喜びを感じられる方にとって、大学職員はとても向いている職業だと思います。


取材日 2022年11月
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい
異なる考えを持つ人と協働でき、変化を受け入れ柔軟に対応できる人

Mさんの1日