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インタビュー



S.Y
立命館大学 教学部 国際関係学部事務室
2018年入職/新卒採用

Profile

大学卒業後、学校法人立命館に入職。入職後は教学部言語教育企画課に所属。留学生が受講する日本語科目の開講、初修外国語の副専攻プログラム、外国語科目の開講及び正課外の外国語自律学習支援などを担当。2022年5月より教学部国際関係学部事務室に所属。学部入試、入試広報、高大連携、初年次教育、教員任用人事業務を担当。

大学職員を志望した理由を教えてください。
学生時代から一貫する「成長を支えたい」という想い。

大学職員を志望した理由は、学生支援に貢献したいという想いがあったからです。学生時代には、授業補助を行うスタッフ活動や、塾講師のアルバイトをしていました。小学校1年生から大学生までの学びに携わり、日々成長する子どもの姿を通して、彼らの成長を手助けすることに魅力とやりがいを感じていました。理系学部出身であったため、当初は関連する理系業種への就職も考えていましたが、教育業界への就職にも関心を持っていたところ、大学職員という仕事を知りました。

立命館大学は日本でも有数の総合大学であり、大学運営を支えている部署が多くあります。業務内容や幅が広く、教職協働が根付く環境で、職員という立場でも教学改善や大学運営を通して学生の成長に積極的に貢献できると感じ、立命館大学の職員となることを決めました。

現在の仕事内容とそのやりがいは?
入試から入学後の学修にいたるまで学生をサポート。
教員との協働の中で教学に貢献することが大きなやりがい

現在は国際関係学部事務室に所属しています。国際社会が抱える様々な課題や日々変わる情勢を多角的な視点で捉え、課題解決に向けて国際社会で活躍できる人材を輩出することが本学部のミッションです。その中で私は入試関連業務を主に担当しています。業務の性質上、在学生よりも受験生との関わりが多いですが、学部PRの一環として在学生と一緒にPR企画を実施したり、在学生の様子を学外に発信する広報業務にも携わっています。

4月入学に加え、欧米をはじめとした海外のスタンダードである9月入学者を一部の専攻で受け入れている本学部では、多くの留学生が学んでいます。そのため、入試方式や入試の実施頻度が比較的多い学部となります。入試業務は教職員が一緒に進めていきます。選考を担当する教員には、授業対応や研究活動に加えて入試業務を担当してもらうため、可能な限り業務負担が少なくなるよう、IT化・DX化をはじめとした業務改善にも取り組んでいます。

その他にも附属高校生の学内進学に関わる業務や初年次教育といった業務も担当しており、学生の入学前〜入学後に関わる学びのサポートをしています。どの業務においても教員との協働が欠かせません。職員として各業務に携わり、学部入試や入学前・初年次教育の観点で学部教学に貢献することに大きなやりがいを感じています。


これまでの仕事で印象に残っているエピソードは?
入職半年で主担当に。グローバルコモンズにふさわしいロゴデザインを完成。

前部署(言語教育企画課)での話になりますが、入職2年目でグローバルコモンズのロゴ作成を担当したことが非常に印象に残っています。私が入職した2018年度、立命館大学は国際交流や自律的な外国語学習を支援する、「Beyond Borders Plaza」というグローバルコモンズを開設しました。そこで学内外への周知強化に向け、トレードマークとなるロゴ制作を行うこととなり、私はその主担当となりました。

ロゴを制作するにあたり、学生や教職員を巻き込みたいと考え、候補デザインは学生を対象とした学内公募で集め、採用するデザインは教職員・学生による投票で決めることとしました。入職して半年足らずで主担当となり、すべてが手探り状態での作業でした。公募要項の作成から始まり、商標登録の要否に関する確認やデザインの選考、デザイン決定後の著作権譲渡に関わる確認など、初めて経験する業務ばかりでしたが、同僚や関連部署の職員にもサポートしてもらいながら、グローバルコモンズにふさわしいロゴデザインを完成することができた時には、大きな達成感を感じました。今振り返っても非常に印象に残っている仕事であり、今後も同じように新しい業務に挑戦することになった時は、臆せず積極的に挑戦することを大切にしていきたいです。

仕事をするにあたり、一番大切にしていることを教えてください。

マニュアルが整理されている業務であっても、まずは自分で考えることを心がけています。なぜそのように作業を行うのか、他に良い方法はないかと考える習慣をつけることで、業務改善・効率化につながるよう意識して仕事をしています。

大学職員を目指す学生の皆さんへ

一つの物事を多角的な視点で見ることを大切にしてほしいと思います。働き始めてからでも自分のキャリアを変える方法はありますが、就職活動の時期は腰を据えて自分の将来と向き合うことができます。様々な業界・仕事について知る貴重な機会になりますので、幅広い選択肢の中から納得したキャリア選択をしてほしいと思います。

大学職員の業務内容は本当に多種多様であり、同じ業務であっても立場や部署が変われば見方や考え方が変わります。教員、学生や様々なステークホルダーと協働し、変化する状況や新しいことに柔軟に対応できる方と一緒に働けることを楽しみにしています。


取材日 2022年11月
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

前向きで柔軟性があり、様々な観点で物事を考えられる方。


Sさんの1日