2023年度 事業計画書の概要

    2023年度 事業計画書の発行にあたって
     
     2023年度は実質的にアフターコロナを見据えた年度となり、これまで水面下で検討されてきたことが一気に動き出すことが予想されます。この変化を好機と捉え、自らの変革により、世界の大きな変化に積極的に取り組む必要があると考えています。
     そのような中で迎えるR2030チャレンジ・デザイン3年度目となる2023年度において、立命館大学では、立命館先端研究アカデミー(RARA)構想の展開や戦略的研究分野における研究力の向上、2024年度の映像学部・映像研究科、情報理工学部・情報理工学研究科の大阪いばらきキャンパス(OIC)移転を契機としたOICの新展開、他キャンパス新展開の具体化、次世代研究大学に相応しい大学教員のあり方の検討などの取り組みを予定しています。
     立命館アジア太平洋大学では、創立後初めてとなる新学部「サステイナビリティ観光学部」の設置と既存学部改革の実施および社会への発信強化、今後の大学院高度化の検討、組織的な研究力高度化等、「第二の開学」の取り組みが重要となります。
     また、立命館大学、立命館アジア太平洋大学とも、今年度はスーパーグローバル大学創成支援(SGU)事業の最終年度となります。立命館の国際化の一つの到達点として、このSGU10年間で教育・研究等の国際化進展の成果を示すことが求められています。
     一貫教育・附属校では、各校において開始されている探究型教育のさらなる飛躍にむけて、附属校生が高い水準の研究活動に早期に関われる制度の構築等が重要となります。
     学園としては、教員エフォートのあり方の模索と並行して、職員像・職員のあり方の議論の深化、次世代の教育・研究・学生・生徒・児童の支援の展開を可能とするDXプラットフォームの運用フェーズへの移行、スタートアップ人材の育成およびスタートアップ・エコシステムの構築、学園を支える安定的な経営・財政の構築、法案審議も予定されている学校法人ガバナンス改革、2026年度までを見通した創立125周年記念事業等の取り組みを予定しています。
     R2030チャレンジ・デザインを通じて、立命館を世界の社会課題を解決する比類ない学園とするため、2030年代のはじめには高度で多様性を持つ大学・学園とするために、各施策を推進してまいります。引き続き、皆様のご協力をお願い申し上げます。

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