2024年度 事業計画書の概要

    2024年度 事業計画書の発行にあたって
     
     2024年度は「学園ビジョンR2030チャレンジ・デザイン」の4年度目、前半期(2021~2025年度)総仕上げの重要な年度となります。
     立命館大学では、社会共生価値を創出する次世代研究大学としての骨格づくり、社会課題に応じた柔軟な対応等を含む大学院改革、学生受け入れからキャリア形成支援に至るまでの学部における学生の多様で主体的な学びの再定義、大学の社会的役割の変化をふまえたリスキリング・リカレントの枠組みの構築等が重要になります。
     立命館アジア太平洋大学では、新学長のもと、サステナビリティ観光学部の開設を契機とした「第二の開学」として、国内学生と国際学生が交わる仕組みの実質化、国際大学に相応しい研究水準の高度化とそれに伴う社会的資金の導入、九州工業大学との理系分野の教育連携による新たな展開、“Life Long Learner”の育成、DE&Iの意識に基づく各種取り組み等が期待されます。
     一貫教育・附属校では、探究型の学びの高度化・システム化による大学・大学院とのさらなる連携、オンラインスクールや東京・東海圏における展開も含めた質的・量的な高度化等、総合学園の強みを活かす一貫教育を通じたイノベーション・創発性人材の育成の検討が必要となります。
     学園全体では、ポストSGU時代のグローバル化、大学発ベンチャーの創生とスタートアップ支援、立命館創始155年・学園創立125周年事業、私立学校法改正に伴う寄附行為変更の検討等が重要となります。
     2024年度の情報理工学部・研究科、映像学部・研究科の移転、経営管理研究科観光マネジメント専攻の設置や「トライ・フィールド」としての大阪いばらきキャンパス(OIC)での展開、2025年度のグラスルーツ・イノベーションセンター(GIC、仮称)および先端クロスバースイノベーションコモンズ(CVIC、仮称)という2つの拠点の稼働を含むびわこ・くさつキャンパス(BKC)での新展開、2026年度の開設を目指すデザイン・アート学部・研究科の衣笠キャンパスでの構想をはじめ、各校・各キャンパスでの諸事業を2020年代に完遂することを通じて、2030年代の学園の存立基盤を形成する意味でも重要な時期となります。
     R2030チャレンジ・デザインを通じて、立命館を「ソーシャル・インパクトを創出する学園」とするため、引き続き、学園構成員の皆様のご協力をお願い申し上げます。

ページトップへ