2026年度 事業計画書の概要

    「2026(令和8)年度 事業計画書」 発行にあたって
     
     2026年度は、2050年の創立150周年に向けた学園の将来像の実現を見据え、2030年代半ばから2040年代にかけての学園デザインを固めていくための基盤となる「学園ビジョンR2030チャレンジ・デザイン」後半期計画(2026〜2030年度)が始動する年度です。前半期計画(2021〜2025年度)では、研究力の飛躍的向上、探究学習の深化、国際教育の展開、社会連携の強化、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、ガバナンス基盤の整備など、次なる発展に向けた基礎が着実に築かれました。これらの到達点を踏まえ、後半期計画では、世界水準の研究・教育を目指すとともに、社会との連携を一層強め、地球規模の課題解決を見据えた視座を持ちつつ、地域にも目を向けながら学園としての価値創出を進めてまいります。あわせて、多様性を尊重する学園文化を醸成し、構成員の多様化を進めます。そのうえで、初等教育から大学院までを貫く、一貫した学びの接続、関係組織・拠点との横断的な連携を拡充することで、変化の激しい社会の中で、自ら変革を続け、新たな時代を切り拓く学園を創造してまいります。
     立命館大学においては、デザイン・アート学部・同研究科の開設ならびに、宇宙地球フロンティア研究科(仮称)の構想具体化を進め、時代の要請に応える人材育成を一層力強く推進いたします。また、前半期計画の期中に採択されたJ-PEAKSや宇宙戦略基金事業等を確かな基盤とすることで、「次世代研究大学」としての研究拠点化を全学的に広げます。これらの研究高度化をグローバルに展開するとともに、その成果を企業・自治体・地域など多様なステークホルダーと共有することで、社会・地域の発展に資するエコシステムの形成に貢献します。そのためには、大学院教育の拡充や博士人材の育成、大学発スタートアップの創出支援の強化など、従来の大学モデルからの変革が必要であり、この後半期計画はその起点となるものです。
     立命館アジア太平洋大学においては、「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業  (SI 事業)」の推進を軸に、学部・大学院を見通した学びの接続を強化していきます。あわせて、多文化共修の拡充、海外大学等との協働プログラム・研究交流および招聘の拡充、学生・教職員の国際的な交流・連携の促進を図ります。さらに、“Life Long Learner” の視点から、在学生・卒業生・社会人・地域をつなぐ学びのコミュニティを広げ、学修成果の社会還元と国際的発信を強化することで、多様性に根ざした教育・研究の質と国際競争力のさらなる向上を目指します。
     一貫教育・附属校においては、探究学習と STEAM 教育の高度化を通じて、認知・非認知能力を総合的に育み、大学院接続までを見据えた新たな学びの基盤を築いてまいります。あわせて、多様な価値観や背景を持つ生徒の受け入れの在り方を検討し、初等・中等教育から大学・大学院へとつながる「縦」の連続性と、附属校間の「横」の連携を深めることで一貫した教育体系の確立を目指します。
     学園全体としては、前半期より取り組んできた新たな職員政策の具体化に加え、EBPMとDXを基盤としたガバナンスの高度化を進め、全学的なリスクマネジメント体制を強化することで、R2030後半期計画の推進力を一層確かなものにしていきます。
     これらの取り組みを通じて、学園運営の根幹をより確かなものとし、持続的に社会的価値を創出する学園として、歩みを進めてまいります。
     引き続き、みなさまのご協力をお願い申し上げます。

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