国連の難民支援機関である UNHCR （国連難民高等弁務官事務所）によるとこの10年間で世界の難民の数は2倍に増え、2020年末時点の統計によると政治的迫害や武力紛争、人権侵害で故郷を追われた人は第2次世界大戦以降最多の8240万人となっています。世界の95人に1人が家を追われ生活している状況です。

　難民問題について考えることは世界のどこか遠くの出来事と捉えられがちですが、私たちにも深く関わる世界共通の課題です。新型コロナウィルスの感染拡大や気候変動が難民に及ぼしている影響、難民の人々のインクルージョン（社会での受け入れ）における、多様性に配慮したアプローチとそれを受け入れる社会のあり方など、難民の置かれた状況を知ることを通して、多様性を尊重する社会・組織作りについて考えます。今回のセミナーは国連難民高等弁務官（UNHCR)　駐日事務所より講師をお招きして開催します。2日間のセミナーとなりますが、どちらかだけの参加も可能です。多くの教職員のみなさまのご参加をお待ちしています。

第１回：３月９日（水）１１：３５～１２：２５　　　

　難民について～UNHCRの人道支援と一人ひとりにできること　　　　

第２回：３月１５日（火）１１：３５～１２：２５　　

　難民問題の解決に向けて～教育機関にできること 

 

申込締切　3月4日（金）