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インタビュー




D.S
立命館大学 スポーツ健康科学部事務室
2009年入職/既卒採用

Profile

2009年7月入職後、国際企画課*にて、学部横断型の国際教育プログラムに関わる業務全般を担当。
2012年、1年間の学内長期研修プログラムへの参加を経て、海外研修の機会を得て、2013年8月~2014年9月、 英国シェフィールド大学大学院にてグローバル化が教育に与える影響について研究し、修士号を取得。帰国後、言語教育企画課にて英語外部試験の団体受験や、外国語の自主学習を支援する施設・仕組みの検討、国内学生と留学生が学び合うためのLanguage Exchangeの仕組みの構築などを担当。
2015年11月、スポーツ健康科学部事務室へ異動し、現在は学籍・学生、入試、留学プログラム等を担当。
*組織改変のため、国際企画課は現在ありません。

大学職員を志望した理由を教えてください。
立命館大学の国際化に対する取組みに関心を抱いて

本学に入職する前は語学学校と銀行に勤めていました。社会人としての経験を積むなかで、次第に学生の学びと成長という、数字だけでは図れない教育という分野への深い関心に気付き、職員を志しました。また、もともと学生時代より、日本と海外との架け橋になりたいという思いがあり、卒業してからも語学学習などを継続していたのですが、留学制度の充実や多様な国際教育、先進的な取組みなど立命館大学の国際化に対する独自の理念や政策に惹かれるようになり、自分の関心の高い分野でも貢献ができるかもしれないという期待も動機のひとつでした。多様な研修制度を有しているなど、職員自身も経験と知識を培う環境が充実しており、構成員の学びにも重きを置いている点についても深く共感しました。

仕事内容とそのやりがいは?
学生の皆さんの成長を支え、実感できるよろこび

スポーツ健康科学部が掲げる人材育成目的を実現できるよう、あらゆる面で教員・学生をサポートし、必要な施策を実行するのが現在所属している部署の役割です。
そのなかで私は、入試方針策定・執行業務や、個々の学生への対応・学生団体の支援、新入生オリエンテーションや卒業式などの行事の企画・実施などを担当しています。また、人材育成目的を達成するための大きなスキームのひとつである学部独自の留学制度を通じて、将来グローバルに活躍できるトレーナーを目指す学生のサポートなどもおこなっています。
業務にあたるなかで、例えば自身が携わった仕組みを通して国内学生と留学生が交流を楽しみ、その経験を自身のモチベーションに繋げていく学生の姿を見ることが多くあります。このように提供した機会を利用して学生が困難を乗り越えていく、あるいは自ら学びを広げ成長していく過程を目の当たりにした際にはとてもやりがいを感じます。
またこれまでの業務で他部課の職員と問題意識を共有したり、新たな観点で問題点を議論し改善点を見出し解決に向けて協働できたりしてきたことは、とても貴重な経験となっています。


仕事をするうえで大切にしていることは?
学生の成長を支えるために職員自身も向上心をもって

私は、職員も教育的役割を担うべき存在だと考えています。学ぶ意欲にあふれる多くの学生と接することができることに、喜びと同時に大きな責任を感じます。それは自分の経験や考えが、そのままダイレクトに学生指導に反映されることを日々実感しているからです。そのため、理論や専門知識などを勉強しながら自身も能力開発を目指すとともに、普段考えていることをいかに瞬時に言語化し、学生に伝え共有し、彼らの成長に繋がるように掘り下げていくか、ということを大切にしています。
また大学は、自律的に学修をし、今後社会に出て様々な課題に直面した際に自ら解決の道を切り拓ける力を醸成する場所だと考えています。可能な限り、彼ら自身の考える力を伸ばす機会を提供するためにどのような対応が最善かということを常に模索しています。

大学職員を目指す学生の皆さんへ

教育業界を取り巻く環境は年々変化しています。大学をはじめとする高等教育の現場自体も変革と成長を求められており、どのような人材を社会に送り出すかといった課題意識を明確に持つ必要があると考えます。
そのような状況下で職員ひとりひとりが、目の前の学生や様々なステークホルダーと真摯に向き合い日々の仕事を大切にすると共に、情勢を大局的に捉え、同僚や他の部署の人たちと協力しながら状況を打開していくという気概が益々必要になってくると思います。
これまでの多様な経験と、教育への高い関心、そして学び続けるという意欲を持った皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。


取材日 2017年1月18日
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

広い視野をもって物事を見定めることができ、自分の想いを持ちつつも他人の立場で物事を考えることのできる人。


Dさんの1日