キャリア・オフィス
T.S
起業経験のない自分が学生をどのようにサポートするのか
手探りの中で自身も知識と経験を重ねる日々
育児休暇を1年いただき、それが明けてすぐにAPU起業部「出口塾」の担当になりました。6月中旬に出口学長と担当する各部署の職員が集まり、1ヶ月後に発足式の実施が決定。学生募集や選考の準備など、とにもかくにも突貫対応。プロジェクトスタート前は他の業務の繁忙期と重なり非常に忙しい1ヶ月でした。蓋を開けてみれば90名もの入塾希望者が集まり、ホッとしました。 まさに「ゼロ」の状態からスタートしたプロジェクトで、起業経験のない自分が起業したい学生をどのようにサポートするのか、全てが手探りでした。プロジェクトを進めるにあたっては、企画内容や指導方法について学長と教員・職員が密に協議をする場を設けて進めていますが、日本人が起業するのとは異なり、国際学生が起業をするとなると様々な問題が出てくるものです。そんな中、他の起業支援に力を注いでいる大学の状況を把握するため、他大学の教員を招いてアドバイスをいただく場を設けたり、行政書士の方を招いて法律の観点から起業についての講義を教職員が受けるなど、私自身も「ゼロ」から知識と経験を積み上げていけることに楽しさをおぼえています。通常業務もある中での出口塾のサポートは、大変忙しいのは事実ですが、課のメンバーの協力を得ながら、経験を積ませていただいています。丁寧な事前調整を踏まえ、万端な体制でスタートする業務フローとは異なり、小さく始めて大きく育てる、走りながら柔軟に進める、という業務スタイルも、働き方を考える良い機会になっています。