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インタビュー



M.H
立命館アジア太平洋大学 事業課
2018年入職/既卒採用

Profile

立命館アジア太平洋大学を卒業後、食品メーカーに就職し、WEBマーケティングと顧客対応部門を経験。その後、営業会社を経験した後、フィリピン・セブ島にある外資コンサル会社に転職し、翻訳通訳およびITモニタリングの仕事を担当。2018年に立命館アジア太平洋大学に入職。事業課にて社会で働く人材のグローバル化養成プログラム「GCEP」の実施運営と、大学へのファン作りおよび寄付拡大に向けた施策を担当。直近ではクラウドファンディングを通じたAPU起業部プロジェクトの資金調達やOne APUメルマガも担当。

大学職員を志望した理由を教えてください。
これまでの経験で感じた「世界を変える」人材育成の必要性

幕末から近代化へ大きな舵を切った明治時代に開学した立命館。グローバル化に直面し急激な変化に迫られる現代の日本社会において、この立命館から次世代を引率するリーダーを育成し輩出することに大きな意義を感じています。私自身も本学の卒業生でありますが、当時開学7年目のAPUでの経験が、大げさではなく人生を変えてくれた貴重な時間であったと感じています。卒業後、メーカーや営業会社、前職での海外勤務を経て、日本のコミュニティの希薄さを危惧するとともに、クリエイティビティとチャレンジ精神にあふれたこの環境で日本を含めた「世界を変える」人材育成の必要性を感じ、立命館の職員として教育業界で働くことに決めました。

現在の仕事内容は?
新たなAPU像の実現に向けて、広域的な取り組みに奮闘中

2018年4月に新設された事業課にて、APUの持続的な発展を目的とした財政構造の改革に向けて様々な業務に取り組んでいます。具体的にはこれまで学費収入に依存してきた資金の一部を新たな事業収入から賄うというもの。そのために私が取り組んでいるのは、世界中で活躍する約16000名の卒業生、父母、地域市民などAPUを支える様々なステークホルダーと共に多様な「ファン」つくりを進めることです。メールマガジンを利用してAPUの情報を発信することで広域的なAPUファンを作り、さらにはネットワークを構築することで国内外からの寄付を増やすことを目指しています。その他、起業を目指す学生を支援する学長直轄のプロジェクト「出口塾」では、クラウドファンディングを通じた資金調達という新たな取り組みにも挑戦しています。またAPUの多国籍多文化環境で企業から受け入れた社員の皆様の研修を行うグローバル化養成プログラム「GCEP」の運営も行っています。英語の会話では聞くことに徹していた研修生が、ディスカッションが始まるやいなや積極的に議論を行うなど、その成長や変化の瞬間に出会うと嬉しく感じます。このように自らが携わる業務を通じて学内外を問わず多くの人がAPUの魅力を体感し、ファンが増えていくことが何より自身のやりがいにつながっています。


仕事をするうえで大切にしていることは?
自分のビジョンを明確にし、丁寧で迅速な仕事を。

部課のミッションを自分自身の行動目標として落とし込み、長期・中期・短期の視点から業務を組み立てています。業務にあたる際は何事も素直に、丁寧に、迅速に、ということを心がけ、一つひとつ仕事の本質を捉えながら周りの人をいい意味で巻き込んで仕事を行うよう意識しています。一職員として、自らの言動が学生の人生を変えうることを肝に、責任感を持って日々の業務に臨んでいます。また、変化に富んだ環境に対応できる柔軟さも大切だと感じています。

大学職員を目指す学生の皆さんへ

教育を通じて学生と関わることは、導くという観点から大きな責任が伴います。だからこそ常に学生中心に考えることができるよう覚悟をもって大学職員を目指していただきたいと思います。ここでは教員や学生をはじめ、多様な方たちと関わりながら仕事をします。積極的な姿勢を忘れず何事にも興味を持ち、接する相手の魅力を引き出せる力を職員を目指す方ご自身にも養っていただきたいと思います。一緒に働くことができるのを楽しみにしています。


取材日 2019年1月
※プロフィールは当時のものです。

こんな人と一緒に働きたい

素直で前向きな人。何事も自分ごとで考えられる人。
どんな状況であっても成長でき、周りの方といい関係が築けると思います。


Mさんの1日