技術と課題、そして協力者の輪をつなげるのが自身の役割
現在私は、滋賀県草津市内を実証実験場とした下水管点検ロボットの社会実装プロジェクトを担当しています。私の役割は、社会の課題と研究者の技術シーズのマッチングを行い、必要なメンバーを集めてプロジェクトを組成、マネジメントを行う事です。本プロジェクトは草津市上下水道施設課と加古川先生のほか、下水管の清掃業者、草津市内のロボット開発会社、配管ロボットの販売会社、補助金(2022年度滋賀県近未来技術等社会実装推進事業)を助成いただいた滋賀県など、たくさんのプロジェクトメンバーの協力のもとで進んでいます。このような協力者は募集して簡単に集まったわけではなく、研究者の技術展示会やイベントでの発表の際に興味を持って下さった方、飛び込みで電話をかけて快く応じてくれた方など、一つひとつのアプローチが実を結んだものです。初めは数人だったメンバーがスケールアップして、できることが増えていく様子はまるでロールプレイングゲームのようで、今後の展開に胸が高鳴ります。