立命館学園は、2025年度をもって創始155年、学園創立125周年を迎えました。
日本の私立総合学園のなかでも、長い歴史と伝統を持つ学園のひとつです。
創立者である中川小十郎は、学祖西園寺公望の「自由主義と国際主義」の精神を受け継ぎ、「自由にして清新」な学府、つまり自由にして進取の気風に富んだ学園の創造を目指しました。
この精神は、立命館学園の建学の精神として、今日まで受け継がれ、学園に集う者の心に息づいています。
立命館は、2つの大学、4つの附属中学校・高等学校、1つの附属小学校を擁する私立総合学園です。開学以来、社会の変化と向き合い、時代に応じて大学・学園のあり方そのものを問い直しながら、改革を重ねてきました。
とりわけ1980年代以降は、情報・国際・学際分野を中心とした学部・研究科の新設、研究拠点や社会連携機能の強化、さらには立命館アジア太平洋大学の開学や新キャンパス展開、附属校改革などを通じて、教学・研究・学園運営の各側面から、従来の枠組みにとらわれない新たな大学・学園像を構想し、実行してきました。
社会の変化を「脅威」ではなく「機会」として捉え、積み重ねてきた歩みこそが、立命館に醸成されてきた「挑戦」の精神です。
近年、大学には教育・研究に加えて、社会課題の解決や持続的な価値創造への貢献が強く求められています。立命館は、こうした要請を背景に、学園の内側に閉じない取り組みを発展させ、産業界・行政・市民社会との密接な関係性の中で、社会の「イノベーション・エコシステム」の中核を担う大学・学園を目指しています。
立命館のもう一つの大きな特徴は、目標に向かって、教員と職員が互いの役割と強みを生かし合いながら、チームで学園を創ってきた教職「協働」の文化です。
教員が教育・研究の高度化に取り組む一方で、職員は制度設計や組織運営、政策立案、産学連携といった領域で専門性を高め、学園の発展を支えてきました。
現在、この教職協働の土台の上に、取り組みはさらに広がりを見せています。企業や自治体、研究機関、地域、学外の専門人材など、学園内外の多様な人々をつなぎ、新たな価値を生み出す「共創」が、学園の重要なキーワードとなっています。
職員には、単なる事務の担い手としてではなく、教員・学生・学外関係者等の多様な人材を結び付け、プロジェクトを構想し、実現に導く存在としての役割が期待されています。こうした実践を通じて、職員自身も学び、成長しながら、学園とともに次の姿を描いていく環境があります。