WORK STYLE
わたしたちの働き方
現地に飛び込む越境経験が、グローバル化を先導するための力量を形成する。
R2030チャレンジ・デザインの実現に向けたグローバル展開、また世界の潮流を踏まえた教育・研究活動、学生支援などの高度化のため、職員にはグローバル力量の形成が求められます。教学部では、
ASEAN事務所協力の下、5日間の「グローバル力量形成研修」がベトナムで実施されました。
[ポイント]
・海外拠点駐在の職員が有意義な研修をコーディネート。
・現地でのリアルな声を聞き、課題の大きさを実感。
・異文化に触れ、働き方やキャリアを見つめ直すきっかけに。
[受講者]
写真左:F.Kさん(教学部 全学教育課)
写真右:S.Hさん(教学部 OIC学部・研究科事務室)
※プロフィールは取材当時のものです。
海外の実地研修、特にベトナムで受講した意義・成果をどう感じられていますか。
S.Hさん
海外の研修だと、否応なく普段の定型業務や家庭のことから離れて、意識を切り替えざるを得なくなります。そのことで得る気づきはとても多かったです。
また人づてに見聞きするのと、空気感も含め、実際に現地で生の声を聞くのとでは全く違う。海外の実地研修だからこそ、真の意味で理解できることがたくさんあります。これだけ実りの多い充実した研修プログラムが実現できるのは、ASEAN事務所があるベトナムだからこそだと思います。
F.Kさん
キーパーソンとのネットワークづくりにWさんたちが奮闘されていることを知ることができたのもよかったです。立命館の名前を背負って、現地の人たちからの信頼を得るためにあらゆる手を尽くされていた。日々、いろいろな課題が発生し、臨機応変に対応することが求められる状況を、むしろ楽しむ姿勢こそがグローバルマインドなのだとWさんたちを見ていて感じました。文章や数字などでは分からない、海外事務所の取り組みを実際に自分の目で見て、体感できた意義はとても大きかったです。
研修を通じて得られたことを、今後どのように生かしていきたいと考えていますか。
F.Kさん
担当する業務を通じて、海外に出ることの大切さを学生に伝えていきたいです。目的を持って留学することは大事ですが、そうでなくたっていい。今回の研修なんてまさにそうで、自分の想像を超える経験、学びがあった。海外に飛び出してみて、そこから始まること、気づくことはたくさんある。一人でも多くの学生にその魅力を伝えて、背中を押してあげたいです。
また研修の報告会の事後アンケートで、女性の職員の方々から励みになったという声を多くいただきました。育児や介護などで大変な状況に置かれている職員も多いと思います。でも、自分のキャリアや成長を諦めないこと、意欲さえあれば学び、成長していけるということを、今後自分なりに伝えていけたらよいなと思っています。
S.Hさん
研修は大きなマインドセットになりました。業務に対する考え方、当たり前だと思っていることが本当に適切なのか、職員としての姿勢が転換する機会となったと思います。
また、職員や母親としての経験が長くなるほど、いろいろと諦めることが多くなっていました。仕事でも家庭でも、知らず知らずのうちに自分自身がストッパーになっていたのかもしれない。今回、思い切って研修に参加したことで、図らずもそのことに気が付きました。その意味はとても大きかったと思います。事後アンケートでも、そのことに共感してくださる方が多く、諦めなくたっていいんだということを少しでも伝えるきっかけになってよかったと思っています。
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・1年間の産休・育休を経て、イキイキと働くスタイルを模索。